トラベラーズ:PEも振るわず、ヘッジファンド投資の不調に続く痛手

  • PE投資の運用成績は目標に届かず-ヘイマンCIO
  • 4-6月期の利益は2012年以来の低水準

米損害保険会社トラベラーズの4-6(第2四半期)のプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資リターンは同社の目標に届かなかった。前の四半期にはヘッジファンド投資のリターン低迷が痛手となったが、PE投資の振るわない成績はポートフォリオをさらに圧迫することになる。

  ビル・ヘイマン最高投資責任者(CIO)は決算に関する21日の電話会議で、PE投資がもたらしたのは「数百万ドルだ。われわれは税引き前で約5000万ドルを見込んでいた」と語った。

  保険業界は契約者への支払いに備えるため債券を中心に数兆ドルの資産を保有しており、低金利が各社の収入を圧迫している。ヘッジファンドへの投資が高めのリターンをもたらす可能性はあるが、こうした投資の運用成績は最近低迷している。

  トラベラーズの4-6月期の利益は2012年以来の低水準だった。投資収益が落ち込んだほか、カナダのフォートマクマレーの山火事関連の保険金請求をはじめとする災害関連のコストが大きかった。債券ポートフォリオ以外の投資収益も3800万ドルと、5割超の減少となった。

原題:Travelers Says Private Equity Slumps After Hedge Fund Woes (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE