欧州株:ほぼ変わらず、企業決算まちまちで-ECBが政策維持

21日の欧州株式相場はほぼ変わらず。企業決算がまちまちの内容だったほか、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が英国の欧州連合(EU)離脱選択の影響がより明瞭になった際に追加措置を検討すると述べたことが背景にある。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.1%安の340.58で終了。一時は0.7%下げた。緩和策拡大に踏み切らなかったドラギ総裁は政策決定後の記者会見で、必要に応じて利用可能なあらゆる措置を講じる意思と能力があると強調した。エコノミストらは、ECBは9月8日会合まで緩和拡大を待つ公算が大きいと予想している。

  NNインベストメント・パートナーズのマルチアセット担当ストラテジスト、 パトリック・ムーネン氏は、「相場は予想以上に持ちこたえたもの、市場のムードは依然かなり懐疑的だ」とし、「すべては踏みとどまりパニックに陥らず、ファンダメンタルズを再評価することにかかっている。企業利益はある程度の方向性を与えてくれるだろうが、英EU離脱が経済成長に影響するのか、中銀が追加措置を講じる必要があるのかを示す経済データが待たれている」と語った。

  個別銘柄では、スイス重電のABBは2.2%上昇。四半期利益が予想を上回った同社は、中国が大型プロジェクトに引き続き投資していると指摘した。仏高級ブランドのエルメス・インターナショナルは4.6%値上がり。同社の増収率は予想以上だった。一方、ドイツのルフトハンザ航空は6%下落。2016年通期利益見通しを下方修正したことが嫌気された。英格安航空のイージージェットも減収が売りを誘い、5.3%安に沈んだ。

原題:Europe Stocks Little Changed on Mixed Earnings as ECB Stays Put(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE