欧州債:ドイツ国債利回り、一時4週ぶり高水準に-ECBが政策維持

21日の欧州債市場ではドイツ国債の10年物利回りが一時、4週間ぶり高水準に達した。英国が先月23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱を決めて以来初となる定例政策委員会を欧州中央銀行(ECB)がこの日開き、政策金利を据え置いたことが背景にある。

  中銀預金金利を過去最低のマイナス0.4%に据え置いたECBの決定は、ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査で48人全員が見込んでいた。ECBはまた、量的緩和(QE)と呼ばれる資産購入の規模を月800億ユーロで維持した。これも別のエコノミスト調査で予想されていた通りの結果となった。

  ドラギECB総裁は政策発表後の記者会見で、向こう数カ月で英EU離脱の影響がより明瞭になり、状況的に妥当であれば、「政策委員会は責務の範囲内で利用可能なすべての手段を駆使して行動する」と表明した。

  クレディ・アグリコルCBIの金利戦略責任者、モヒト・クマール氏(ロンドン在勤)は、「ECBは様子見の姿勢を取っているようだ。英EU離脱に対して市場と経済が底堅い反応を示したことに安堵(あんど)した」とし、「政策手段を決めるまでにさらなるデータ入手を望んでいる」と語った。

  ロンドン時間午後4時4分現在、ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずのマイナス0.008%。一時はプラス0.029%と、英国民投票の結果が判明した先月24日以来の水準に達した。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は100.085。

原題:German Bund Yields Reach Four-Week High as ECB Maintains Policy(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE