バフェット氏:企業の利益予想の発表、過誤につながる恐れも

米資産家ウォーレン・バフェット氏は、四半期業績を基に利益予想を示す慣行が企業経営陣の優先事項をゆがめる恐れがあると指摘した。投資・保険会社バークシャー・ハサウェイを率いるバフェット氏は、コーポレートガバナンス(企業統治)の向上を主張する企業トップの一人だ。

  バフェット氏は21日、米経済専門局CNBCに「利益予想は多くの過誤につながり得る」と述べ、「必ずしも必要でないにもかかわらず、企業の最高経営責任者(CEO)が外部に対して『当社は次の四半期に1.06ドルの利益を生み出す』と発言し、それが実際には1.04ドルとなる場合、数セントを埋めるためにあらゆる試みがなされるだろう」と述べた。

  バフェット氏をはじめブラックロックのローレンス・フィンクCEO、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOら米金融界で最も影響力あるリーダーが書簡および報告書を発表し、上場企業に対してガバナンスと株主との関係向上に向けた「常識的な」奨励を具体的に表明した。さらに短期的な利益予想の発表回避や企業の透明性の尊重、社外取締役の推進も奨励した。

  同書簡は「建設的な対話は共通項を見いだすことが必要との見解で一致している。それが株主、従業員、そして経済全体に恩恵をもたらす成長を促す上で出発点となる」と記述。「それに向かってわれわれは常識的な指針を見いだすことに取り組んでいる」と続けた。

原題:Buffett Says Earnings Guidance Can Lead to Corporate Malpractice(抜粋)

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