アジア・太平洋株式サマリー:香港、中国株が上昇-インドは下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  21日の香港株式相場は上昇。アジア株が幅広く上昇する中で、ハンセン指数が年初来の下げを解消し、強気相場入りした。不動産株が上げを主導した。

  ハンセン指数は前日比0.5%高の22000.49で終了。2月に付けた3年ぶり安値からの上昇率は20%となった。金利が低水準にとどまるとの観測が広がる中で不動産開発の長江実業地産(1113 HK)が2.2%高。新世界発展(17 HK) は9営業日続伸と、7年で最長の値上がり。クレディ・スイス・グループが同銘柄の投資判断を引き上げた。

  精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO、上海在勤)は、「投資家は、香港株のバリュエーション(株価評価)がかなり魅力的であることや、米国株の勢いの強さを追い風にしている」と指摘。「米株のファンダメンタルズが堅調であることを考えると、香港株の上昇は恐らく続くだろう」と述べた。

  香港上場の中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数は前日比0.4%高で終了。中国本土市場では上海総合指数が0.4%高と、4営業日ぶりに値上がりして引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  21日のインド株式相場は下落し、指標のS&P・BSEセンセックスは3営業日ぶりに値下がりした。世界的な刺激策の見通し後退に加え、業績見通しに照らした最近の相場上昇が行き過ぎとの懸念が強まった。

  HDFC銀行とコタク・マヒンドラ銀行は前日付けた上場来高値から反落。アクシス銀行は構成銘柄の中で最もきつい値下がり。民間銀の不良債権が4-6月に増えたことが嫌気された。送電会社パワー・グリッドも過去最高値から下げに転じた。

  センセックスは前日比0.7%安の27710.52で終了。海外勢によるインド株式売買動向は月初来で9億1900万ドルの買い越し。これは月間ベースで3月以来の大きさとなる。

  英国が欧州連合(EU)離脱を選択したことに伴う混乱が生じたことを受け、世界的に追加刺激策が講じられるとの見方が強まった。インドなどの新興国はこうした流れから恩恵を受け、センセックスのバリュエーションは1年4カ月ぶり高水準に達した。企業利益が予想を下回った場合、上値が抑えられる可能性がある。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.4%高の5512.40。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.2%安の2012.22。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  台湾の加権指数は前日比0.5%高の9056.56。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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