武田薬品工業:和光純薬の売却を検討、現金調達目指す-関係者

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武田薬品工業は傘下の化学会社、和光純薬工業の過半数株式の売却を模索している。事情に詳しい関係者が明らかにした。武田は非中核事業を売却して現金を調達したい考えだ。

  検討内容が非公開だとして匿名を条件に述べた関係者によれば、武田は野村ホールディングスを助言役に起用し、和光の売却を協議している。売却すれば10億ドル(約1061億円)余りを調達できるという。一般企業のほかペルミラ・アドバイザーズ、カーライル・グループといったプライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資会社などが関心を示す可能性があるという。武田は和光の約72%を保有している。

  岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは22日、電話取材に、ノンコア事業は適宜撤退するという武田薬品の目指す方向に沿った動きで「プレミアムがついて売れそうだ」と話した。その上で、オンコロジーや消化器系開発など重点事業に資金を振り向けることができるだろうとコメントした。

  富士フイルムホールディングスの広報担当、青木宇雄氏は取材に「現時点では何も決まっていないが、入札への参加を検討している」と述べた。富士フイルムについては22日付の日本経済新聞朝刊が和光純薬工業に買収提案すると報じていた。

  武田と野村の担当者はいずれもコメントを避けた。

原題:Takeda Said to Explore Sale of Chemicals Business to Raise Cash(抜粋)

(第4段落に富士フイルムの広報担当の話を追加しました.)
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