ECB、政策金利とQEの現状維持-英EU離脱選択の影響見極め

欧州中央銀行(ECB)は21日、3つの政策金利全ての据え置きを発表した。資産購入規模も現状を維持した。英国の欧州連合(EU)離脱選択の影響を見極めたい考えだ。

  ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、主要政策金利であるリファイナンスオペの最低応札金利は0.00%で据え置き、下限政策金利である中銀預金金利はマイナス0.4%、上限政策金利の限界貸出金利は0.25%で維持することを決めた。資産購入は月額800億ユーロ(約9兆3400億円)で変わらず。

  ECBは声明で、「政策委員会はECBの政策金利が長期にわたり現行またはそれ以下の水準にとどまると引き続き考えている。それは資産購入の終了のかなり後まで続く見込みだ」とし、非標準的金融政策については「月800億ユーロの購入を少なくとも2017年3月末まで続けることを確認した。必要に応じ、中銀目標に沿った道筋でのインフレの持続的調整が見られるまで続ける」と表明した。

  ドラギ総裁は英国がEU離脱を選べばユーロ圏経済に悪影響が及ぶだろうとの見解を示していた。ソシエテ・ジェネラルのシニアエコノミスト、アナトリ・アネンコフ氏は中銀の発表前に「ドラギ総裁の最大の疑問は英EU離脱の悪影響がどの程度になるかということだが、答えを得るには事態が落ち着くまでしばらく待つ必要がある」と話していた。

原題:ECB Leaves Stimulus Unchanged as Draghi Gauges Brexit Effect (1)(抜粋)

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