ゴールドマンとJPモルガン、モルガンS報酬原資17%減の2兆円

更新日時
  • ゴールドマンとJPモルガン、モルガンSは報酬原資がいずれも減少
  • 1人当たり平均の報酬原資はゴールドマンが29%減の16万8650ドル

ウォール街の3つの投資銀行は、利益を確保するために今年1-6月(上期)のバンカーの報酬原資を少なくとも過去4年で最も大幅に減らした。

  ブルームバーグが監督当局への届け出をベースにまとめたデータによれば、ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーが1-6月に投資銀行部門の報酬原資として計上した額は合計190億ドル(約2兆400億円)と前年同期から17%減少した。昨年1-6月の報酬原資の合計額は229億ドルと4%増加していた。

  このうち、ゴールドマン・サックスが28%と減少幅が最も大きく、モルガン・スタンレーは14%、JPモルガンも6%それぞれ減った。1-6月の報酬原資は、ゴールドマンが59億9000万ドル、モルガン・スタンレーが77億ドル、JPモルガンが53億ドル。シティグループとバンク・オブ・アメリカ(BofA)は、投資銀単体の報酬原資を示していない。

  低金利の長期化と規制強化で収入が打撃を受け、市場の動揺によって一部の投資家が資金を引き揚げ、ディールメーキングにも悪影響が出る状況で、ウォール街の金融機関はコスト抑制に重点的に取り組んでいる。JPモルガンとゴールドマンは1-6月のトレーディング収入が増加したが、引き受けや助言業務といった投資銀行の他の分野では後れを取った。

  商品および債券トレーディング業務の縮小に動いているモルガン・スタンレーは、1-6月に人員の数を2%減らし、6月末時点の行員数は5万4529 人となった。同行の削減幅は上位投資銀の中で最も大きい。

  1-6月の1人当たりの平均で見た報酬原資は、ゴールドマンが29%減の16万8650ドル、モルガン・スタンレーが12%減の14万865ドル、JPモルガンが3.7%減の10万9069ドルだった。この1人当たりの平均額は報酬原資を従業員数で除したもので、個々の行員の実際の受取額を示すものではない。

  3行全体で見ると1人当たりの報酬原資の平均額は13万7750ドルと16%減少した。

原題:Wall Street Whacks Pay Hardest in Four Years to Preserve Profits(抜粋)

(3行全体で見た1人当たりの報酬原資の平均を追加して更新します.)
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