豪州の鉄鉱石供給ラッシュ終了、価格を下支えするとの見方

  • BHP、ウエスタンオーストラリア州での増産ペースは3%と予想
  • 大手からの供給が抑制されれば「価格の支持要因になるのは確か」

世界最大の鉄鉱石輸出国であるオーストラリアの 鉄鉱石生産大手の増産ペースが ここ数年で最も鈍くなっており、10年余りに及んだ増産が終了し価格が下支えされる可能性がある。鉄鉱石価格は今年に入って回復している。

  BHPビリトンは20日、ウエスタンオーストラリア州にある同社鉱山の総生産量の向こう1年間の増加ペースが3%にとどまるとの見通しを示した。2016年度(15年7月-16年6月)は2%と、年度ベースでは09年度以来の低水準だった。リオ・ティント・グループの今年(暦年)の出荷ペースは12年以来の低水準になると予想されている。

  SRKコンサルティングのプリンシパルコンサルタント、カウエ・アロージョ氏はパースから電話インタビューに応じ、豪州の大手鉄鉱石輸出企業からの供給が抑制されれば、「向こう2年間に短期的な価格の支持要因になるのは確か」だろうと指摘。「供給が大きく伸びると予想すべきではなく、向こう数年間は供給サイドで予想外のことが起こると見込むべきではないというメッセージを、供給サイドは送っている」と述べた。

原題:End of Australia’s Iron Ore Supply Rush Seen Bolstering Prices(抜粋)

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