ブラジル株:ボベスパ指数、11日ぶりに反落-商品価格下落が響く

  • ペトロブラスの下げがボベスパ指数の下落に大きく影響
  • 投資家はブラジル企業の見通しを見極めようといったん様子見に

20日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は反落。前日までは10営業日続伸と6年ぶりの長期連続上昇となっていたが、その流れが途絶えた。鉄鉱石や大豆といった商品価格が下落したことが影響した。

  ブラジル石油公社(ペトロブラス)の議決権株などの下落が同指数の下げに大きく響いた。鉄鉱石生産のヴァーレの2日間の下落率は6月27日以降で最も大きくなった。資源関連銘柄は同指数のウエートの21%を占める。

  ボベスパ指数は今月に入って、テメル大統領代行率いる同国政権が経済・財政の立て直しを遂行できるとの観測を背景に9.8%上昇しているが、投資家の間にはブラジル企業の見通しを見極めようとしていったん様子見姿勢を取る動きが見られる。商品価格は20日、米利上げ観測の高まりによってドル相場が上昇したことから下落した。

  ボベスパ指数は前日比0.2%安の56578.05で取引を終了。ペトロブラスの議決権株は1.3%、ヴァーレは0.4%それぞれ値下がり。鉄鋼メーカーのジェルダウは2.4%の下落。ブルームバーグ商品指数は0.7%低下した。

  資産運用会社FNキャピタルのエコノミスト、パウロ・フィゲイレド氏は「国内の見通しは引き続き前向きだが、世界がどの方向に向かっているのかについてのより良い手掛かりをわれわれは今も待っているところだ」と語った。

原題:Ibovespa Falls After Brazil’s 10-Day Rally as Commodities Sink(抜粋)

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