ブラジル中銀、政策金利を14.25%に据え置き-8会合連続

更新日時
  • ブルームバーグが調査したアナリスト38人全員の予想通り
  • 中銀はリセッション悪化を招かずにインフレ抑制目指す

ブラジル中央銀行は20日、政策金利を14.25%に据え置くことを決めた。金利据え置きは8会合連続で、アナリストの予想通りだった。当局はリセッション(景気後退)を悪化させることなく根強いインフレを抑制することに苦戦している。

  ブルームバーグがアナリスト38人を対象に行った調査では、全員が今回の結果を予測していた。金利スワップ市場のトレーダーは、10月までは政策金利の変更はないとし、同月に2012年以来となる利下げを見込んでいる。イラン・ゴールドファイン新総裁は今回初めて政策委員会の議長を務めた。

  ブラジルは年率で約9%のインフレと過去100年で最悪の景気後退に見舞われている。先月就任したゴールドファイン総裁は、金融緩和による景気刺激を求める政治的圧力に抵抗して政策金利を約10年ぶりの高水準に据え置いた。トンビニ前総裁が当時のルセフ大統領から利下げを迫られ、政策金利を過去最低水準に引き下げた後、インフレが高進した経緯があり、新総裁は教訓を学んだ可能性もある。

  ブラジルみずほ銀行のチーフストラテジスト、ルシアノ・ロスターニョ氏は「ブラジル中銀は失われた信頼の回復に引き続き取り組んでいる」と述べ、「リセッションのさなかにも金利をこの水準に据え置きインフレを目標水準に戻す方針を強く打ち出したのは、こうした取り組みの一環だ」と指摘した。

原題:Brazil Keeps Rate Amid Persistent High Prices, Stagnant GDP (1)(抜粋)

(2段落目に情報を加え3、4段落目を追加して更新します.)
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