「ウォール街のウルフ」も差し押さえへ、1MDB関連で米司法省

  • 当局者らは1MDBを「個人の銀行口座」のように利用-米司法長官
  • 司法省は10億ドル相当の資産差し押さえ目指す

米司法省は不動産や美術品からヒットした映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の興行収益まで、合わせて10億ドル(約1100億円)相当の資産を差し押さえようとしている。マレーシア政府の投資会社1マレーシア・デベロップメント(1MDB)に絡む不正蓄財摘発の一環。

  1MDBからの資金を政府当局者やその親族、協力者らが米国の高級不動産や美術品の購入、ラスベガスのカジノでのギャンブルに使っていたと、司法省が20日、カリフォルニア州連邦地裁に訴え、資産差し押さえを求めた。

  司法省によれば、1MDBからは35億ドル余りが流用され約10億ドルが米国の銀行システムを通じてロンダリング(資金洗浄)された。リンチ司法長官はワシントンで記者会見し、「腐敗した当局者がこの公的ファンドを個人の銀行口座のように使っていた」と述べた。

  1MDBは少なくとも4カ国の当局が行う汚職やマネーロンダリング(資金洗浄)捜査の焦点になっている。1MDBの諮問委員会は最近解散されるまで、マレーシアのナジブ首相が率いていた。1MDBとナジブ首相はコメントを控えている。

原題:‘Wolf of Wall Street’ Sued as U.S. Seeks 1MDB-Tied Assets (2)(抜粋)
‘Wolf of Wall Street’ Sued as U.S. Seeks 1MDB-Tied Assets (3)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE