英雇用統計:3-5月の失業率が低下-2005年以来初の5%割れ

欧州連合 (EU)残留・離脱を問う国民投票を実施する前の英国では、雇用市場の堅調が続いていた。3-5月の失業率は低下し、就業者数は過去最多を記録した。

  英政府統計局(ONS)が20日発表した雇用統計によると、3-5月の失業率は4.9%と、2005年7-9月以来の低水準。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では2-4月と同じ5%が見込まれていた。就業者数は17万6000人増の3170万人で過去最多となり、増加数は年初来で最大に上った。

  だが、賃金上昇圧力に関しては異なる様相を示し、賃金(ボーナスを除く) の上昇率は2.2%と、エコノミスト予想に反して2-4月の2.3%を下回った。賞与を含めた賃金は2.3%上昇と、伸び率は2-4月の2%から加速した。

  今回の統計データは6月23日の国民投票前に集計されたことから、英EU離脱選択の影響を反映していない。投票結果を受けて消費者信頼感と企業景況感は悪化しており、イングランド銀行(英中央銀行)当局者らは追加刺激策が必要かどうかを協議している。

  6月の失業保険申請件数は400件増加で、これに基づく失業率は2.2%となった。5月は1万2200件増と、これまでの400件減から改定された。

原題:U.K. Unemployment Declines Below 5% for First Time Since 2005(抜粋)

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