台湾経済の立て直しには構造改革が最善、フィンテックを支援-蔡総統

  • 金融・財政政策の効果は限定的と蔡総統
  • 蔡総統は台北でブルームバーグのフォーラムに参加

台湾の蔡英文総統は20日、金融・財政政策の効果は限定的であり、低迷する台湾経済の立て直しには構造改革が最善策だとの認識を示した。

  蔡総統はブルームバーグ・ニュースの親会社、ブルームバーグ・エル・ピーが台北で主催した金融フォーラムに出席し、「伝統的な金融・財政政策だけなら、景気改善効果は非常に限定的だろう。構造的な問題をいっそう悪化させる恐れすらある」と指摘。その上で、金融・産業改革が台湾の「経済構造の抜本的変化にとって密接に関連するはずだ」と述べた。

  台湾では8年ぶりの政権交代が実現。5月に就任した蔡総統(59)は、債務を抑え、財政を均衡させるという公約を守りながら、3四半期連続のマイナス成長に陥っている台湾経済を回復させるという責務に直面している。

  蔡総統は台湾は金融とIT(情報技術)を融合させたフィンテック業界の発展を支援していると表明。「リスクを恐れて、改革を手控えることはできない」と言明した上で、「改革がもたらすリスクを最小限に抑えるため、あらゆる準備をすべきだ」とも呼び掛けた。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)や環太平洋連携協定(TPP)など多国間の貿易協定への参加を望んでいる台湾の立場も、あらためて確認した。

原題:Taiwan’s Tsai Urges Structural Overhaul to Jumpstart Economy (1)(抜粋)

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