きょうの国内市況(7月20日):株式、債券、為替市場

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●日本株7日ぶり反落、過熱や欧米株軟調-任天堂一服、午後は下げ渋る

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  東京株式市場は小幅ながら7営業日ぶりに反落。連騰による短期過熱感や欧米株の軟調を背景に、リスク資産に資金を振り向ける動きが一巡した。連日大幅高となっていた任天堂は、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の日本配信の延期観測で急反落となった。

  TOPIXの終値は前日比0.64ポイント(0.1%)安の1330.75、日経平均株価は41円42銭(0.3%)安の1万6681円89銭で引けた。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、「直近の急伸で高値警戒感が出ていた。米国株の上値が重くなってきた点も心理的な重し」と言う。来週後半の日本銀行の金融政策決定会合や政府の景気対策発表を控え、「政策面での材料を確認しないと、この水準からは積極的に買い上がれない」と話した。

  東証1部33業種はその他製品、証券・商品先物取引、鉱業、鉄鋼、銀行、海運、石油・石炭製品、繊維、非鉄金属、空運など20業種が下落。建設や不動産、陸運、情報・通信、食料品、水産・農林、医薬品など13業種は上昇。東証1部の売買高は18億6441万株、売買代金は2兆7199億円。値上がり銘柄数は972、値下がりは820だった。

  売買代金上位では、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を下げた新日鉄住金とJFEホールディングスが安い。任天堂・ポケモン関連の連想買いを集めていたディー・エヌ・エー、京都銀行も下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループやファーストリテイリング、ブイ・テクノロジー、野村ホールディングス、日本ハムも売られた。半面、KDDIやLINE、JR東日本、三菱地所、大成建設、大東建託、三菱電機、SCREENホールディングス、パーク24、大阪ガスは高い。  

 

●超長期債が下落、20年入札結果弱めで-中長期債や先物には買い圧力

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  債券市場で超長期債相場が下落。この日実施の20年債入札で最低落札価格が予想を下回ったことを受けて超長期ゾーンに売り圧力が掛かった。半面、中長期債には買いが入り、先物相場は堅調推移となった。

  現物債市場で新発20年物の57回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高い0.15%と6月24日以来の水準に上昇。新発30年物の51回債利回りは2bp高い0.21%、新発40年物の9回債利回りは0.245%と、ともに6月23日以来の高水準を付けた。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは0.5bp高いマイナス0.23%で開始後、一時マイナス0.245%に下げた。新発5年物の128回債利回りは1bp低いマイナス0.325%、新発2年物の366回債利回りは横ばいのマイナス0.33%で推移している。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの塚谷厳治債券運用部長は、「20年債入札は予想より若干弱かったが無難な結果だった。月末の日銀金融政策決定会合でどういう結果になっても、足元で調整して利回り曲線が傾斜化したので、来週は買いが入ると思う」と話した。「いったん円が売られて株が上昇した中で金利上昇局面となった後で、買いを誘いやすい水準に来ている」との見方も示した。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比3銭安の153円09銭で取引を開始し、いったん153円06銭まで下落した。その後はプラスに転じ、取引終了にかけて一段高となり、結局は16銭高の153円28銭で高値引けした。

  財務省が発表した表面利率0.2%の20年利付国債(157回債)の入札結果によると、最低落札価格は100円85銭と予想を5銭下回った。小さければ好調なテール(平均と最低落札価格の差)は17銭と前回の15銭から拡大。投資家需要を反映する応札倍率は3.46倍と前回の3.61倍から低下。平均落札利回りは0.147%、最高落札利回りは0.155%と、ともに過去最低を更新した。

●ドル・円は106円台前半、追加緩和期待が支え-株反落で一時円買いも

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 東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=106円を挟んで底堅く推移した。日本株の反落を背景にリスク選好に伴う円売りの流れが一服した半面、日本銀行の追加緩和や政府の経済対策への期待がドル・円を支えた。

  午後4時21分現在のドル・円は106円12銭前後。日本株の下落に伴い円買いが先行し、午前10時前後には105円83銭まで値を下げる場面が見られた。しかし、午後に入り日本株が下げ渋るとドル・円も持ち直し、3時半ごろには106円31銭まで値を切り上げた。

  FXプライムbyGMOの柳沢浩チーフアナリストは、「株は久しぶりに反落しているが、以前のように下げ止まらない感じはない」と言い、「どのマーケットも値固めみたいな感じになっている」と指摘。日本銀行の金融政策決定会合を来週に控えて、市場では追加緩和への期待が強く、「日銀と合わせて政府の経済対策も出てくるだろうというスケジュール感」があるとし、日銀会合までは「ドル・円が大きく崩れる感じはない」と語った。

  前日の海外市場では、米住宅着工件数が予想以上の伸びとなったことなどを手掛かりに全般的にドルが買われ、ドル・円は一時106円53銭と6月24日以来のドル高・円安水準を付けた。 

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