中国企業が株式配当で株価押し上げ-個人投資家は歓迎でも困惑招く

低迷する中国株式市場では困惑すべき取引が盛んに行われている。今回は、中小企業が配当として株式を支払い、これが株価の押し上げにつながっているというものだ。

  ブルームバーグの集計データによれば、深圳総合指数を構成する企業のうち239社が新株発行により発行済み株式数を少なくとも2倍にする計画を1-6月に発表している。これは、昨年前半の中国株ブームの時にだけにしか見られなかったペースだ。

  こうした株式配当を公表した企業の株価はその後、平均で20%上昇。一方、深圳総合指数は年初来で12%下げている。個人投資家が取引の約80%を占める中国株式市場では、発行済み株式数を増やす株式配当が、その銘柄の人気に悪影響を及ぼすことはほとんどない。

  シュファンズ・インベストメント・マネジメントの上海在勤パートナー、ワン・チェン氏は「投資家は、株式配当を実施する企業の方が株主の面倒見がいい公算大だと信じており、経営陣がもっと賢明に株価と時価総額を押し上げようとすると考えている」と述べた。

  食品メーカーの江西煌上煌集団食品は6月末に既存株1株に対し3株を支払う株式配当を発表。それ以降、同社の株価は今月19日までに31%上昇した。

原題:China’s Curious Craze for Stock Dividends Survives Market Slump(抜粋)

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