商品取引ノーブル、欧州の電力・天然ガス取引事業を縮小へ-関係者

  • 苦境に立つノーブル、資本集約型事業の縮小進める
  • ノーブル、LNGと米国のガス・電力の取引は継続へ

香港を拠点とする商品取引会社ノーブル・グループは、欧州での電力・天然ガス取引事業を年末までに停止する計画だ。苦境に陥っている同社は資本集約型事業の縮小を進めている。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

  関係者らが匿名を条件に明らかにしたところによれば、ノーブルは欧州の電力・天然ガス取引事業の縮小を進めており、トレーダーや補助スタッフが退社している。同社はロンドンで天然ガスと電力の取引を担当する人員として補助スタッフを含め10-20人雇用している。
  
  商品価格が下落する中で、ノーブルは1年半にわたって苦境を耐えてきた。今年はユスフ・アリレザ最高経営責任者(CEO)が5月に退任した後、5億ドル(約530億円)の緊急増資を実施、かつて中核事業と考えられていた事業を売却する計画だ。同社の株価は今年に入って45%下落。昨年は年間ベースで65%下げた。

  関係者のうち2人によれば、ノーブルは液化天然ガス(LNG)取引部門は継続し、現物パイプライン天然ガス取引能力も維持する予定。米国の電力・ガス取引は続ける見通しだ。
  
原題:Noble Said to Wind Down European Power, Gas on Liquidity Crunch(抜粋)

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