独VWをNYなど州当局が提訴-排ガス不正車に関連した環境汚染で

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)はニューヨーク州と少なくとも他2州からの新たな提訴に直面しており、排ガス試験における不正問題で数千億ドルを支払いを求められる可能性がある。

  ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官によると、これらの州は今回の裁判で、マルティン・ウィンターコルン前最高経営責任者(CEO)や他の同社幹部が不正発覚の際に事実隠ぺいを念入りに画策したと主張している。ニューヨーク州の訴状は19日にオルバニーの州裁判所に提出されたという。シュナイダーマン司法長官は記者会見で、VWの「上層部」が州・連邦法に違反していることを承知していたと指摘した。

  VWは6月に153億ドル(約1兆6200億円)の支払いで監督当局や顧客と和解したものの、ニューヨーク州などの訴訟や継続中の刑事捜査で明らかなように、同社の法律上の苦悩は終わりには程遠い。同社は昨年9月、環境試験を組織的に操作するため2009年以降不正装置を使用していたことを認めた。この装置により、VWのディーゼル車は米国の法律で許される以上の汚染物質を排出している事実が隠されていた。

  メリーランド州のブライアン・フロシュ司法長官は記者会見で、裁判を起こしたのはVWが州の訴えを真剣に受け止めていなかったことが理由だと述べ、同社に対する罰金は数千億ドルに上る可能性もあると付け加えた。

  VWの広報担当、ジャニーン・ジニバン氏は、同社が残る全ての環境問題の「全米的な解決」について米司法省と環境保護局(EPA)、カリフォルニア州大気資源局(CARB)に協力していると説明。「現在進行中の連邦・州当局の協調プロセスを先に支持したにもかかわらず、一部の州が今回、環境問題で提訴を決めたことは遺憾だ」と述べた。

原題:VW Sued by NY Over Pollution Linked to Cheat Device (Correct)(抜粋)

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