FRB、元UBSトレーダーのガーディナー氏を業界から永久追放

更新日時
  • 外国為替ベンチマークの操作を理由に挙げた
  • チャットルームを利用して顧客情報も漏らしたとFRB

米連邦準備制度理事会(FRB)は元UBSグループのトレーダー、マシュー・ガーディナー氏を銀行業界から永久追放すると発表した。外国為替ベンチマークの操作を理由に挙げた。過去3年にわたる同事件に絡んで個人が当局から処分されたのは初めて。

  FRBは19日の発表資料で、ガーディナー氏は電子チャットルームを利用して、外国為替ベンチマークの操作を手助けしたほか、顧客情報を他行のトレーダーに漏らしたと説明した。

連邦準備制度理事会のあるビル(ワシントンD.C.)

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ガーディナー氏は複数の個人の立件を目指している米検察当局に協力していると、事情に詳しい関係者2人が4月にブルームバーグに語っていた。ガーディナー氏自身は訴追されておらず、これが当局への協力による訴追免除なのかどうかは明らかでない。同氏の代理人に電子メールで取材を試みたが、これまでにコメントは得られていない。

  事情に詳しい関係者によれば、ガーディナー氏は「ザ・カルテル」と呼ばれていたインスタントメッセージのグループに参加していた。同グループは、世界の大手銀行5行が昨年に有罪を認めた金融市場操作で、トレーダーらの情報交換に使われていた。昨年5月の米司法省の発表によれば、操作に関与したのはUBSのほか、JPモルガン・チェース、シティグループ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、バークレイズのトレーダーだった。

原題:Ex-UBS Trader Barred From Banking for Currency Rigging (2)(抜粋)

(4段落目に操作の詳細を追加して更新します.)
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