IMF:為替介入は日本にとって不必要、3本の矢と所得政策で対応を

国際通貨基金(IMF)は、円は秩序立った動きを見せており、日本政府による介入の必要はないと指摘。経済成長とインフレを押し上げる手段として円を下落させるのは有効な手段ではないとの見解を示した。

  IMFチーフエコノミストのモーリス・オブストフェルド氏は19日、ワシントンでの記者会見で質問に答え、「3本の矢という利用可能な政策手段に加え、所得に関する何らかの政策を通じた日本の賃金設定プロセスへの対応が、より高い成長や目標のインフレ率を達成するための方法だと考えられる」と指摘。「よってIMFとしては介入は、必要もしくは有効な手段とはみていない」と続けた。

  同氏は、IMFはここ数週間に「やや為替のボラティリティ」を認めているものの、「円相場の状況について無秩序とは見なしていない」と語った。

  その上で、「柔軟な為替レートは、大きなショックに襲われた際にバッファーとしての役割を果たし、国際的な調整を促進する上で非常に有益だ。よって、為替のボラティリティ自体が悪だというのは明白な事実では全くない」と述べた。

原題:IMF Downplays Need for Yen Intervention to Help Japan’s Economy(抜粋)

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