アジア・太平洋株式サマリー:香港株、上海総合が下落-インド上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  19日の香港株式市場では中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数が7営業日ぶりに反落。最近の上昇が行き過ぎとの懸念からエネルギー株や金融銘柄を中心に売られた。

  H株指数は前日比1.1%安の8988.79で終了。前日までの6営業日で6.5%上昇し、3カ月ぶり高値を付けていた。中国石油化工(SINOPEC、386 HK)は原油先物相場の下落を受け、2週間ぶりの大幅安。ハンセン指数も0.6%安と、7営業日ぶりに反落。同指数は前日、2月の安値からの上昇率が19%となり、強気相場入りまであと1%以内に迫っていた。

  中国経済が安定しつつあることが指標で示唆され、当局が刺激策を講じるとの観測が広がる中で、H株指数のバリュエーション(株価評価)は今年の最高水準に上昇していた。

  珩生鴻鼎資産管理の戴明ファンドマネジャー(上海在勤)は「景気安定化を示唆する経済指標を受けた相場上昇後の一定の利益確定売り圧力を市場は消化する必要がある」と分析。「当局は経済成長の急減速を容認しない可能性が高いため、短期的に相場にはまだ上向きの勢いがある」と述べた。

  中国本土市場で上海総合指数は前日比0.2%下げ、1週間ぶりの安値で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  19日のインド株式相場は総じて高い。企業業績見通しに対して最近の相場上昇は行き過ぎとの懸念が高まり、値動きの荒い展開となった。国営銀行が買われた一方、消費財メーカーと自動車銘柄が値下がりした。

  カナラ銀行は7カ月ぶり高値を付けたほか、インドステイト銀行は一時の下げを消して反発。インド政府が国営銀に2290億ルピーを投資する方針を示したことが買いにつながった。一方、インド最大の消費財メーカー、ヒンドゥスタン・ユニリーバは続落。四半期利益と売上高が予想を下回ったことが嫌気された。決算発表を引け後に控えたウィプロも下落した。

  ナショナル取引所のニフティ50指数は前日比0.2%上昇。騰落比率は約2対1。海外勢によるインド株式売買動向は月初来で6億5500万ドルの買い越しで、月間ベースでは4カ月連続の買い越しとなる勢い。指標のS&P・BSEセンセックスは2月安値から21%上昇し、構成銘柄のバリュエーションは1年4カ月ぶり高水準に達した。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.1%安の5451.25。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.2%安の2016.89。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  台湾の加権指数は前日比0.3%高の9034.87。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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