7月のドイツZEW景況感が悪化、12年来低水準-英EU離脱選択で

  • 7月の期待指数はマイナス6.8、6月のプラス19.2から急低下
  • 英EU離脱選択が景況感悪化につながった恐れ-ZEWが指摘

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた7月の独景況感指数は予想以上に悪化した。英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したことを受け、脆弱(ぜいじゃく)な域内景気の回復を弱めるとの懸念が景況感に反映された。

  ZEWが19日発表した7月のドイツの期待指数はマイナス6.8と、前月のプラス19.2から悪化し、2012年11月以来の低水準に沈んだ。同指数は向こう6カ月の見通しを示す。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査ではプラス9が見込まれていた。

  英国が6月23日の国民投票でEU離脱を決めたことで金融市場はショックに見舞われたものの、欧州の複数の中央銀行が必要に応じて流動性を供給すると表明、市場は落ち着きを取り戻した。一方で欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は英EU離脱がユーロ圏の経済成長率を向こう3年にわたり最大0.5ポイント押し下げる可能性があると予想しており、年末までに追加刺激策が必要になるかもしれないとの観測も強まっている。

  ZEWのアヒム・バンバッハ所長は発表文で「EU離脱選択で大多数の金融市場の専門家が驚いた」とし、「投票結果がドイツ経済にもたらす影響の不透明感が景況感を著しく悪化させた主因だ」説明した。

  今回の調査はアナリスト220人を対象に7月4-18日に実施された。ZEWによると、7月の独現状指数は49.8と、6月の54.5から低下。ユーロ圏の期待指数はマイナス14.7と、前月のプラス20.2から落ち込んだ。

原題:German ZEW Investor Sentiment Deteriorates in Brexit Aftermath(抜粋)

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