きょうの国内市況(7月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株6連騰、米株高値やトルコ反乱鎮圧-任天堂高騰、海運など上げ

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  東京株式相場は6連騰。良好な決算などを受けた米国株の高値更新や為替の安定、トルコのクーデター失敗などが買い安心感につながった。国内の財政出動と金融緩和政策への期待も根強い中、任天堂の高騰でその他製品株が業種別上昇率のトップ。海運やパルプ・紙、医薬品株なども高い。

  TOPIXの終値は前週末比14.29ポイント(1.1%)高の1331.39、日経平均株価は225円46銭(1.4%)高の1万6723円31銭。TOPIXの6営業日連続の上昇は2015年9月30日ー10月7日以来となる。

  三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、「フランスでのテロやトルコのクーデター未遂といった地政学リスクを警戒したが、実際には株価が続伸するなど思いのほか地合いは良い」と指摘。今後も、日本銀行の追加緩和と政府の財政支出拡大の可能性が市場の期待をつなぎ止める、との見方も示した。

  東証1部33業種は、スマートフォンゲームへの期待が続く任天堂が連日の高騰で、その他製品が上昇率1位。海運や紙パ、ガラス・土石製品、医薬品、金属製品、水産・農林、精密機器、サービス、小売など30業種が上昇。一方、英半導体設計のARMホールディングスを約3兆3000億円で買収するソフトバンクグループが財務負担懸念で急落した情報・通信のほか、その他金融、ゴム製品の3業種は下落。東証1部の売買高は20億1050万株、売買代金は2兆9957億円で、売買高は前週末比で2割減った。上昇銘柄数は1441、下落は417となった。

  売買代金上位では、任天堂やみずほ証券が目標株価を上げたブイ・テクノロジーが大幅高。NTTやアステラス製薬、東京エレクトロン、ディー・エヌ・エー、イマジカ・ロボットホールディングス、損保ジャパン日本興亜ホールディングス、オリエンタルランド、ペプチドリームも高い。半面、ソフバンクのほか、前週末に新規上場したLINEは大幅安。マツダや第一生命保険、JFEホールディングス、信越化学工業、IDOMは安い。
 

●超長期債が下落、20年入札に向けた売り-短期的に下落リスクとの声も

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  債券市場では超長期ゾーンを中心に下落した。20年債入札を翌日に控えて売りが優勢となり、新発20年や30年債利回りは約3週間ぶりの水準まで上昇する場面があった。

  現物債市場で新発20年物の157回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値と横ばいの0.13%で開始し、1ベーシスポイント(bp)高い0.14%と、6月24日以来の水準に上昇した。新発30年物の51回債利回りは一時1.5bp高い0.20%と6月24日以来の高水準を付けた後、0.19%に戻している。長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは0.5bp高いマイナス0.23%で開始し、一時マイナス0.24%に低下。再びマイナス0.23%を付けた。

  BNPパリバ証券の藤木智久チーフ債券ストラテジストは、「明日20年債入札があるので超長期債は軟調」だと指摘。ただ、「20年債利回りでは0.2%がバックストップになる。20年入札で0.2%まで付けるとは思わないが、マイナス利回りから良いところまで調整してきた。先物は強いが、年限によって動きが異なる」と話した。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前週末終値比15銭安の152円95銭で取引を開始し、直後に152円94銭を付けた。その後は水準を切り上げ、一時は14銭高の153円24銭まで上昇した。取引終了にかけて伸び悩み、結局は2銭高の153円12銭で引けた。

●円全面高、利下げ期待のオセアニア通貨売り主導で-対ドル105円後半

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  東京外国為替市場では円が全面高。オーストラリアやニュージーランドの利下げ観測を背景としたオセアニア通貨売り主導で、クロス・円(ドル以外の通貨と円の取引)を中心に円買い圧力が強まった。

  午後3時20分現在のドル・円相場は1ドル=105円90銭付近。朝方には一時106円33銭と、英国の欧州連合(EU)離脱が決定した6月24日以来の水準までドル高・円安が進んだ。その後は105円65銭まで円が水準を切り上げる場面もあった。円は主要16通貨に対して前日終値から上昇している。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、全般的に利益確定モードになっていたところに、豪中銀の議事録が一段の円買いの引き金になったとし、「豪ドル・円はここのところ上昇していたので、格好の利益確定の材料になった」と説明。「NZもあるとすれば次の一手は利下げとの見方が強い」とし、「オセアニア通貨の弱含みで円が買われる流れになった」と話す。

  オーストラリア準備銀行(RBA)はこの日、政策金利の据え置きを決定した7月5日の会合の議事録を公表。今後入手するデータで見通しの評価を洗練させることが可能とし、豪ドル高は調整を複雑化させる恐れとあらためて指摘した。

  豪中銀の議事録公表後に豪ドル売りが加速。一時は1豪ドル=0.7509米ドルと、8日以来の水準まで下落した。対円では一時1豪ドル=79円39銭と、2営業日ぶりの安値を付けている。NZドルは投資向け住宅融資の規制強化の可能性を背景に売り圧力が強まった。  

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