米ウォルマート、カナダのサンダーベイでビザカードの受け入れ停止

  • ウォルマートはカード手数料めぐりこの方針を示していた
  • 同社はカナダ国内の全店舗で受け入れを停止する構え

小売り最大手の米ウォルマート・ストアーズはカナダ・オンタリオ州の都市サンダーベイで、マレーネ・ゴスパリーニさんとその就職先をもはや常客とみなせなくなった。市内3店舗で米ビザのクレジットカード受け入れを停止したためだ。

  5つの買い物袋を下げてウォルマートの店舗から職場に向かっていたゴスパリーニさん(55)は18日、「私は不満だ。われわれが持っているのはビザの法人カードなのでもうそこでは買い物しない」と語った。

  人口約12万人の港湾都市であるサンダーベイはウォルマートのクレジットカード手数料をめぐる戦場の最前線にある。同社のカナダ部門は、ビザが取引手数料の引き下げに応じない限り、全国にある405店舗全てでビザカードの受け入れを停止すると警告している。

  ウォルマートの広報担当アレックス・ロバートソン氏は電子メールでの発表資料で「残念ながらビザとウォルマートはビザの取引について受け入れ可能な手数料で合意できていない」と説明した。

  ウォルマートのカナダ部門は6月11日にウェブサイトで、ビザの取引手数料が「受け入れられないほど高い」と指摘。これに対しビザは新聞各紙に掲載した書簡で、ウォルマートは両社の間での「決着が可能で、そうあるべきビジネス上の論争にカナダの消費者数百万人を不適切に巻き込んでいる」と批判している。

原題:Wal-Mart Makes Good on Vow to Ban Visa Cards in Thunder Bay (1)(抜粋)

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