トルコ、ムーディーズが格下げ方向で見直し-投資適格級を外れる恐れ

  • 見直しはクーデター未遂による中期的影響を見極めるためだと説明
  • 現行格付けは投資適格級の「Baa3」、13年に付与された

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日、トルコの格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。同国で週末に起きた軍事クーデターの試みはエルドアン大統領に阻止された。

  トルコの現在の格付けは投資適格級で最低の「Baa3」。ムーディーズは発表資料で、見直しの理由について、今回のクーデター未遂が同国の経済成長や政策当局に及ぼす「中期的影響を見極める」ためだと説明した。

  トルコのドル建て債(表面利率4.25%、2026年償還)利回りは18日、22ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.13%。ムーディーズは2013年5月、債務削減と経常赤字縮小を理由にトルコの信用格付けを「Ba1」から「Baa3」に引き上げた。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの新興市場戦略責任者ウィン・シン氏は18日のリポートで、「ムーディーズやフィッチが同国を投資適格級に格上げしたのはやや時期尚早だった」と指摘。「財政と対外収支の悪化に政治リスクの深刻化が重なり、年内の格下げの引き金となる公算が大きい」と指摘した。

原題:Moody’s Puts Turkey on Review for Downgrade After Coup Attempt(抜粋)

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