中国の「インフィニティ」ブランド、販売最悪期は終わった-日産自

日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」は自動車市場で世界最大の中国で、現地責任者が退社して販売が低迷していたが、今年後半に成長軌道を取り戻すだろうと部門責任者はみている。

  中国では供給問題を解消し、今年後半にクロスオーバーの新型「QX30」を投入する計画の中、成長の勢いを回復するだろうと、インフィニティ部門責任者のローランド・クルーガー氏が話した。「インフィニティには大きな将来性がある」と述べ、「それを引き出していく必要がある」と語った。

  日産自は主力市場の中国重視の観点から、2012年にインフィニティ部門の拠点を香港に据えていた。カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)が20年までに世界の高級車市場で1割のシェアを目指す中、インフィニティは販売成績の向上が必要になっている。中国販売は、2倍以上に拡大させた現地責任者の戴雷氏が退社して新興企業へ移った後、不振に陥っていた。

  ドイツの高級車ブランドが一連の競合モデルを投入する中、インフィニティはブランド力や新型モデルの欠如に見舞われていたと、調査会社LMCオートモーティブの上海在勤アナリスト、ジョン・ツォン氏はみている。

  インフィニティの世界販売は16年上半期(1―6月)に前年同期比7%増の11万台超となり、このうち米国販売が半分程度を占めている。一方、中国は同2%減の1万8600台超だった。

  中国の消費者は伝統的に高級車をドイツ車とみてきた。現地の高級車市場では15年にトップのアウディが30%程度のシェアで、それに次ぐBMWが25%程度、3番手のメルセデス・ベンツが20%程度を占めていた。

原題:Nissan Says Worst Is Over for Its Luxury Infiniti Brand in China(抜粋)

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