ソフバンクのARM買収、銀行手数料は175億円も-フリーマン (訂正)

訂正済み
  • 米上位銀のうち唯一ゴールドマンが関与、ブティック型投資銀が主導
  • 買収側、身売り側ともにアドバイザーは6000万ドル程度を山分け

ソフトバンクグループによる英半導体設計会社ARMホールディングスの買収は、アジア企業による英企業買収としては過去最大となった。この取引に関わった銀行団に支払われる金額は合計1億6500万ドル(約175億円)に上る可能性がある。

  フリーマン・コンサルティング・サービシズの見積もりによると、レイン・グループやロビー・ウォーショー、みずほフィナンシャルグループなどソフトバンク側のアドバイザーは5000万-6000万ドルを分け合うことになる。ゴールドマン・サックス・グループやラザードなどARM側のアドバイザーも同様の公算が大きい。この取引でソフトバンクへのつなぎ融資をまとめる銀行団は4500万ドル前後を手にするとみられている。

  米国の投資銀行上位5行のうち、今回の取引に関わったのはゴールドマンだけだ。M&Aが不作の今年は、比較的小規模でブティック型と呼ばれる投資銀行が大型案件で主導的な役割を果たす傾向にあり、今回もこの流れを踏襲した。ハイテクやメディア、情報通信の案件に特化するレインは、ソフトバンクによるスプリントの経営権取得やテンセントへのスーパーセル売却にも携わった。

  ロビー・ウォーショーはロンドン証券取引所グループ(LSE)とドイツ取引所の合併計画でLSE側のリードアドバイザーを務めており、大手を向こうに回し今年2つ目の大型案件成立となった。同社はまた、ボーダフォン・グループやSABミラー、アストラゼネカなども顧客に抱えている。

  匿名を希望した事情に詳しい関係者によると、英企業のアドバイザーを務めることの多いロビー・ウォーショーがソフトバンクに起用されたのは、英国市場に関する専門知識が決め手の一つとなった。ソフトバンクの孫正義社長はレインの顧問委員会のメンバー。  

原題:Softbank’s Boutique-Led ARM Deal Means $165 Million in Bank Fees(抜粋)

(19日配信の記事で最終段落の孫正義社長とレインの関係を訂正します.)
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