タカタがエアバッグ試験データ改ざん-ホンダとの共同調査で判明

更新日時
  • タカタの技術者はホンダに「美化された短縮版」を提出
  • 保険協会の元幹部オニール氏が両社によって起用され、調査を主導

タカタが最大顧客であるホンダに報告するエアバッグ・インフレータ(膨張装置)の試験結果を日常的に改ざんしていたことが、現在行われている両社が委託した調査で明らかになった。

  エアバッグ・インフレータの性能のばらつきを人為的に減らすため、タカタの技術者が試験結果の一部を削除していたと米道路安全保険協会(IIHS)の会長を務めていたブライアン・オニール氏が、電話取材で明らかにした。

  タカタとホンダは昨年10月後半に調査開始のためにオニール氏を共同で起用。ホンダはその数日後にタカタが試験データを改ざんしていた疑いがあることを最初に発表した。オニール氏の起用はこれまで伝えられていなかった。

タカタのロゴ

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  オニール氏は「『選択的編集』とも呼べるような事例をわれわれは見つけた。彼らが試験結果を削除したのは、それが悪い結果だからではなく、残された結果の方が良かったという理由からだ。ホンダに渡された報告がオリジナル版を短縮したもので、美化された短縮版だったという証拠が見つかった」と説明した。

  ホンダの広報担当クリス・マーティン氏は電子メールで、今回の調査結果はタカタ製インフレータの追加リコール(無料の回収・修理)の是非をめぐるホンダの調査に織り込まれるとコメントした。同社はすでに、「ホンダ」や「アキュラ」の現在開発中の新モデルにタカタ供給のインフレータが搭載されないことを明らかにしている。

  タカタの広報担当ジャレド・レビー氏は「タカタは以前からインフレータ検証試験の信頼性および試験結果の顧客への報告に関連する問題を認めており、深く遺憾に思っている」とコメント。「これらの問題はタカタのエンジニアリング基準および手続きと完全に矛盾しており、全く弁解の余地がない」との見解を示した。

原題:Honda Audit Finds Takata Engineers Manipulated Air-Bag Test Data(抜粋)

(5段落目以降に広報担当者のコメントを追加して更新します.)
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