【FRB要人発言録】利上げを急ぐ必要はない-セントルイス連銀総裁

7月11日から18日までの米連邦準備制度 理事会(FRB)要人の主な発言は以下の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<7月15日>
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(セントルイスでのイベントで):(インフレが)オーバーシュートするリスクおよび制御不可能なほど行き過ぎるリスクはゼロだ。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(セントルイスでのイベントで):われわれの誰もがデータを見ている。過去数年間のデータに間違いはない。われわれが誤っていた。

ブラード・セントルイス連銀総裁(セントルイスでのイベントで):過去に導入したような金融刺激策で急激な成長加速を現実的に見込めるような環境ではなくなった。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(ロイター通信とのインタビュー):年内1、2回利上げ依然あり得る。

<7月14日>
ロックハート・アトランタ連銀総裁(アイダホ州ビクターでの講演):今のところ、FOMCが政策金利の設定で後手に回っていると私は考えていない。そのため、短期的には慎重かつ辛抱強い政策対応が心地良い。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(オクラホマシティーで開かれたイベントで発言):英EU離脱の米経済への影響は限定的に。

カプラン・ダラス連銀総裁(セントルイスで記者団に対し):当局が2つの責務の達成に向かって前進しているため、緩和策を一部解除することは適切だろう。だが、今は極めて緩和的という訳ではない。

カプラン・ダラス連銀総裁(セントルイスでのイベントで):(金利正常化で)われわれには忍耐が必要で、漸進的な方法で行動しなければならない。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(オクラホマシティーで講演):現在の金利水準は経済のパフォーマンスに比べると低過ぎると、今も考えている。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(アイダホ州で講演後、質疑応答で):(米大統領選について)これまで登場した候補者や、今後の情勢に関連し生じ得る不確実性を踏まえると、今回の選挙シーズンは極めて異例であり、企業の決定の一部や、場合によっては家計の高額商品購入をめぐる決断にもある程度の影響が及ぶと考えられそうだ。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(アイダホ州で講演後、記者団に対し):(年内に)少なくとも1度、可能性としては2度、金融政策に動きがある状況を今も想像できる。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(オクラホマシティーでのイベントで):(英EU離脱決定について)米経済への影響は限定的になるだろう。

<7月13日>
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(フィラデルフィアで講演後に記者団に対し):インフレの一部指標は2%目標に接近。

カプラン・ダラス連銀総裁(ヒューストンでの講演後に記者団に対し):5月の雇用統計は例外的だったわけではない。(6月の雇用回復を受けて)次回の会合でこの影響を議論する必要があるだろう。

カプラン・ダラス連銀総裁(ヒューストンで行われたイベントで発言):FOMCはドル高の影響に非常に敏感。

カプラン・ダラス連銀総裁(ヒューストンで講演):英EU離脱選択がもたらす広範な影響はまだ不透明であり、注視する必要がある。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(フィラデルフィアで講演):インフレ率が来年中に目標に戻ると確信している。年内に最大2回の追加利上げが適切になる可能性があり、フェデラルファンド(FF)金利は2018年末までに3.0%に近づくと私は予想する。

メスター・クリーブランド連銀総裁(シドニーで講演):より深刻な金融市場の混乱はないと想定した場合、英EU離脱の決定から予想される影響は、ドルの持続的な上昇が輸出を圧迫する形で米経済を損なう可能性だ。

メスター・クリーブランド連銀総裁(シドニーで講演):当局が市場への追加緩和措置を講じるとは考えていない。必要となった場合、さらなる量的緩和の余地ある。

<7月12日>
ブラード・セントルイス連銀総裁(セントルイスでの講演後に記者団に対し):市場が英EU離脱選択を消化する機会があったことで、米経済に与える最終的な影響はゼロに近くなるだろう。

ブラード・セントルイス連銀総裁(セントルイスでのイベントで):私は量的緩和の支持者であり、当局には次のリセッションに備えた政策手段があると思う。

ブラード・セントルイス連銀総裁(セントルイスでのプレゼンテーションで):米経済は向こう2、3年間、低成長の状態から抜け出せず、その間の利上げ余地は1回にとどまる。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(ミシガン州でのタウンホール会合で):6月の米雇用統計は非常に強かった。

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(ミシガン州でのタウンホール会合で):インフレ率が低水準なため、金利を引き上げる非常に強い緊急性はない。

<7月11日>
ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(ミズーリ州レイクオザークで講演):漸進的なペースでの金利引き上げがゆがみを最小化するために必要になる。低すぎる水準での金利維持はリスクを生じ、誤った資源配分につながりかねない。

ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(ミズーリ州レイクオザークで講演):米経済は完全雇用か、それに近い状態にある。それにもかかわらず、短期金利は歴史的低水準にとどまっている。低過ぎる水準での金利維持もリスクを生じさせ得る。

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