米国株(15日):ほぼ変わらず、S&P500種は6営業日ぶり下落

更新日時
  • ダウ平均は4日連続で最高値更新
  • ウェルズ・ファーゴが下落、4-6月期決算を嫌気

15日の米国株式相場はほぼ変わらずで終了。S&P500種株価指数は下落し、過去4カ月で最長の連続高が止まった。株価が最高値圏で推移する中、一段高の可能性について慎重な見方が広がった。企業業績は5四半期連続で減益が予想されている。

  ウェルズ・ファーゴは決算が嫌気され2.5%安となり、S&P500種を押し下げた。アマゾン・ドット・コムは過去4カ月で最長の4日続落。一方、素材株は昨年10月以来最長の8営業日続伸となった。

  S&P500種は前日比0.1%安の2161.74で終了。前日まで4日連続で最高値を更新してきた。ダウ工業株30種平均は10.14ドル(0.1%)高い18516.55ドルで終えた。これで4日連続の最高値更新となった。ナスダック総合指数は0.1%下落。

  テミス・トレーディングのマネジングディレクター兼株式トレーダー、マーク・ケプナー氏は電話取材で「きょう横ばいで終了しても、素晴らしい1週間だったと言える」と指摘。「経済指標や企業決算に焦点が集まり始めている。それは英国民投票前に市場がやっていたことだ」と述べた。

  米国株は週間ベースでは1.5%高と、3週連続の上昇。米金融当局の年内利上げ見送り観測が強まる中、英国の欧州連合(EU)離脱決定をめぐる懸念を乗り切った。

  S&P500種構成銘柄の4-6月(第2四半期)利益について、アナリストらは5.8%減少と予想。実際にそうなれば、2009年以来最長の5四半期連続の減益となる。来週はネットフリックスやゴールドマン・サックス・グループ、マイクロソフト、インテルなどが決算発表を予定している。

  6月の小売売上高は市場予想を上回る伸びを示したほか、6月の鉱工業生産指数では製造業生産が1月以来の大幅な伸びとなった。一方、7月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は前月から低下した。

  S&P500種の業種別10指数中、6指数が下落。一般消費財株は0.5%安。金融株やテクノロジー株も値下がりした。一方、素材株は0.4%高と、8営業日続伸。

  金融株は14年11月以降で最長の連続高がストップした。ウェルズ・ファーゴやシティグループの下落が響いた。シティグループは0.3%安。4-6月期は消費者部門の収入が落ち込み、17%の減益となった。ウェルズ・ファーゴは英国民投票以来の大幅下落。エネルギー関連融資での焦げ付き増加や経費拡大で利益が減少した。

  旅行関連株も下落。フランスのニースでトラックによるテロ事件が起きたことが重しになった。ロイヤル・カリビアン・クルーズやカーニバル・コーポレーションが値下がり。デルタ航空は2.4%下げた。
  
原題:U.S. Stocks Little Changed as S&P 500 Halts 5-Day Winning Streak (抜粋)

(第2段落と5段落以降を追加し、更新します.)
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