中国:6月ファイナンス規模、予想上回る-与信の伸び抑制の意向でも

中国経済全体の6月のファイナンス規模は市場予想を上回った。中国人民銀行(中央銀行)が成長下支えを目指す中で、経済への資金供給が続いていることが示唆された。

  人民銀が15日発表した6月の経済全体のファイナンス規模は1兆6300億元(約25兆9000億円)。ブルームバーグ調査の市場予想(1兆1000億元)を上回った。6月の人民元建て新規融資は1兆3800億元。市場予想は1兆元だった。

  今回の統計では、政策当局が債務リスク拡大という代償を払っても、従来の成長の原動力を維持する決意を変えていないことが浮き彫りになった。1ー3月(第1四半期)の与信の急増後、指導部は金融リスクを阻止するため与信の伸び抑制に動く意向を示唆していた。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の大中華圏チーフエコノミスト、胡志鵬氏(シンガポール在勤)は統計発表前のリポートで、当局は債務抑制に向けた「包括的かつ具体的な計画をまだ打ち出していない」と指摘。「これまでの断片的な措置の結果、中国の企業部門は債務や過剰生産能力を抱えているほか、民間投資の減少に示されているように、実体経済の需要が押し下げられている」と分析した。

原題:China’s Credit Expansion Revs Up Again as Debt Warnings Fade(抜粋)

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