中国:4-6月期GDPは6.7%増、予想上回る-政策支援が寄与

更新日時
  • 6月の工業生産と小売売上高もエコノミスト予想を上回る
  • 1-6月の固定資産投資は伸びが鈍化

中国経済は4-6月(第2四半期)に安定的に推移し、消費者支出も期末にかけ勢いが増した。当局による支援強化に国内経済が反応しつつあることが示された。

  国家統計局が15日発表した4―6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.7%増。伸び率はブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値の6.6%を上回り、政府が設定した年平均6.5%以上の成長率目標に沿った水準となった。
  
  6月の工業生産と小売売上高も予想を上回ったが、1-6月の固定資産投資は伸びが鈍化した。中国人民銀行(中央銀行)が別途発表した6月の経済全体のファイナンス規模はアナリスト29人全員の予想を上回った。

北京のショッピング街を歩く女性

Photographer: Giulia Marchi/Bloomberg

  今年に入り融資急増と住宅市場の回復が成長のけん引役となってきたが、景気拡大の持続可能性をめぐる疑念も高まっている。政策当局は債務リスクを抑え、過剰生産能力を削減する取り組みと成長目標との間でバランスを図る中、政策金利を昨年10月以来、過去最低水準に維持している。

  HSBCホールディングスのアジア経済調査共同責任者フレデリック・ニューマン氏(香港在勤)は「消費者支出が一段と回復していることが判明した」と指摘。「中国では寛大な刺激策が国内経済の歯車を円滑に動かしており、懸念されていたよりもうまく外的圧迫要因を乗り切りつつある」と述べた。

  ブルームバーグが集計した月次GDPデータによると、6月の成長率は前年同月比7.13%。中国経済が勢いを増していることが複数の指標で示されている。

  • 6月の工業生産は前年同月比6.2%増。市場予想中央値は5.9%増、5月は6.0%増だった
  • 6月の小売売上高は同10.6%増(市場予想は9.9%増)
  • 1ー6月の都市部固定資産投資は前年同期比9.0%増(同9.4%増)
  • 6月の経済全体のファイナンス規模は1兆6300億元(約25兆9000億円、同1兆1000億元)

原題:China’s Economy Stabilizes as Consumer Spending Perks Up (3)(抜粋)

(経済全体のファイナンス規模など加え、コメント差し替えて更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE