【個別銘柄】LINE好スタート、Fリテやアコゴル高い、JIN安い

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15日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  LINE(3938):対話アプリ「LINE」を通じてメールや通話、ゲーム、スタンプなどのコミュニケーションツールを提供するLINEが15日、東証1部に新規上場した。初値は公開価格3300円を48%上回る4900円で、時価総額は1兆円を超えた。いちよし経済研の納博司アナリストは、 コミュニケーションツールとしてのLINE利用多様化により、従来のスタンプやゲーム中心からマネタイズの手段が広がっている点が好印象と電話取材で述べていた。終値は4345円。

  ファーストリテイリング(9983):前日比5000円(18%)高の3万2660円とストップ高。円高の影響による為替差損の計上で14日に2016年8月期純利益計画を600億円から前期比59%減の450億円に下方修正したが、野村証券では3-5月期は国内ユニクロの採算改善が進み想定より早く増益に転換したと評価。為替差損は一過性とし、通期営業利益予想を会社計画と同じ1200億円から1300億円に増額した上で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を3万1500円から3万5500円に引き上げた。

  ジェイアイエヌ(3046):2.8%安の4150円。16年8月期営業利益計画を43億円から36億円に下方修正した。市場予想は45億円。第4四半期の国内アイウエアの販売想定を見直し、通期の既存店売上高予想を引き下げた。海外でも円高の影響で中国事業の円ベースの売上高が計画を下回り、米国事業はショッピングモールへの新規出店の遅れから売り上げ計画を下げた。

  アコーディア・ゴルフ(2131):11%高の1203円。プライベート・エクイティ・ファンドのMBKパートナーズが買収を計画しているとロイター通信社が14日に報じた。MBKはアコゴルフの発行済み株式すべてを買い付ける予定で、買収金額は負債と株式を合わせ約1600億円になる見通しだという。

  旭硝子(5201):5.4%高の587円。16年12月期営業利益計画を750億円から840億円に上方修正した。第2四半期までに原燃料価格が想定を下回った上、欧州のガラス事業が好調に推移したことを織り込んだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、同証予想の800億円を大きく上回りポジティブサプライズと評価。業績悪化や英国のEU離脱の影響を懸念し、株価は6月以降、コンセンサスの上方シフトに反して大きく下落していたため、株価へ与える影響はポジティブとみる。

  クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387):9.4%高の1075円。3-5月期営業利益は前年同期比17%増の17億5900万円だったと14日に発表。積極的な新規出店と迅速な撤退などが奏功した。

  第一生命保険(8750):7.7%高の1252.5円。米ドル建て永久劣後債を25億ドル発行する、と14日に発表した。野村証券では、資本充足率の回復が想定されると指摘。16年3月期末の資本量は4.6兆円、リスク量は4.7兆円と開示されているが、同期末をベースに劣後債発行による資本加算を考慮すると、資本量は4.86兆円となり、資本充足率は従来の98%から103%となると想定する。

  いちごグループホールディングス(2337):6.8%高の441円。3-5月期営業利益は前年同期比2.2倍の54億1200万円だった。SMBC日興証券はリポートで、17年2月期会社計画(185億円)の超過達成に向けて快調な出だしであり、ポジティブと評価。Jリートの成長に伴う譲渡益とフィー収入の拡大などで、当面の力強い利益成長を見込むとした。

  ネオス(3627):100円(15%)安の573円とストップ安。3-5月期営業損益は7000万円の赤字だった。前年同期は1500万円の黒字。映像配信サービスに関するシステム開発など主力のソリューション事業は堅調だったが、端末向けソフトウエアライセンス事業が一段と縮小するなどプロダクト・サービス事業の低調が響いた。

  ドトール・日レスホールディングス(3087):6.1%高の1960円。3-5月期営業利益は前期比8.2%増の29億500万円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、日本レストランシステムの既存店売り上げが改善傾向にあるなど、安心感のある第1四半期決算と評価。進捗(しんちょく)からみて通期の会社計画の達成は十分に可能とし、目標株価を2200円から2300円に引き上げた。

  千代田インテグレ(6915):4.8%高の2073円。2016年12月期営業利益計画を45億円から36億円に下方修正した。為替が想定よりも円高で推移したことが影響。業績計画修正に伴い期末配当予想を従来の104円から80円に減額した。

  古野電気(6814):9.4%安の522円。17年2月期営業利益予想を19億円から9億円に下方修正した。第2四半期以降の急速な円高進行に加え、主力の舶用事業の事業環境の厳しさなどを勘案した。

  ロゼッタ(6182):15%高の3650円。8月末の株主を対象に1株を2株に分割すると14日に発表。投資家層の拡大や流動性の向上が期待された。

  

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