原油価格の回復低迷、40ドルに逆戻りするとの見方強まる

  • ソシエテGやBNPパリバなど:価格は再び下落するリスクある
  • 原油在庫積み上がり取引会社は洋上タンカーで貯蔵:IEA

原油相場の上昇がモメンタム(勢い)を失う中、価格は再び1バレル=40ドルに下落すると予想するアナリストが増えている。

  米国の原油生産が減少する一方、需要は拡大。ナイジェリアやカナダで供給に支障が出たことから世界の生産過剰は解消に向かった。北海ブレント原油価格は1-6月にほぼ2倍に上昇し、相場がようやく回復しつつあることが示唆された。現在では、需要が低迷する中で停止されていた供給が戻り、BNPパリバやJBCエナジーのアナリストらは価格が再び下落する可能性があると警告する。

  原油価格の12年ぶりの安値への下落につながった供給過剰の最悪期は終わったとの見方で市場関係者は一致しているものの、国際エネルギー機関(IEA)は今週、「今後の状況は順調とは言い難い」と警鐘を鳴らした。2年にわたる過剰生産に加え、夏季に原油価格の主要なけん引役となる米ガソリン需要が予想を下回っているため、原油在庫は過剰となっている。IEAによれば、原油在庫が積み上がっているため、取引会社は原油の大半を洋上タンカーで貯蔵せざるを得ず、貯蔵量は2009年以来の高水準となっている。

原題:Oil’s Faltering Recovery Prompts Warnings of a Relapse to $40(抜粋)

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