ラニーニャ現象の発生確率が低下、ハリケーンに影響も-米気象当局

  • 同現象発生ならブラジルでは干ばつ、マレーシアで豪雨発生の可能性
  • 北半球でラニーニャ現象が発生する確率は55-60%に低下

米国の気象予報当局は、ラニーニャ現象が今年発生する確率が若干低下したとの見方を示している。同現象が発生すれば、ブラジルでは乾燥した天候となり穀物生産に影響が出るほか、大西洋でハリケーンの発生が増加するきっかけとなる可能性がある。

  米気象予報センターは14日のリポートで、北半球の冬季までにラニーニャ現象が発生する確率は55-60%と、6月時点の75%から低下したと発表した。同現象の観測は引き続き行われている。

  過去には、ラニーニャ現象の影響で大豆の主産地であるブラジル南部全域が干ばつに見舞われたほか、マレーシアではパーム油の原料となるヤシの収穫を困難にしかねない豪雨が発生。米国では冬の寒さが厳しくなり、天然ガス需要が増えた。

  同センターの気象予報士ミシェル・ルルー氏は「依然としてラニーニャ現象は発生する可能性の方が高い。その方向への勢いはなお存在する」と指摘した。

原題:Odds Drop for a Hurricane-Sparking La Nina as Watch Remains (1)(抜粋)

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