ブラジル株:ボベスパ指数、上昇-下院議長の選出受け回復期待広がる

  • 新たな下院議長は政府の政策を支持するとの観測
  • 商品価格の上昇も株価および通貨レアルの上昇につながった

14日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は1年2カ月ぶり高値となった。通貨レアルも3営業日続伸。テメル大統領代行に近い人物が下院議長に選出されたことで、リセッション(景気後退)から脱却を図る上で現政権が議会からの支持を得られる可能性が高まったことが示唆された。

  ボベスパ指数は前日比1.6%高の55480.87で終了。ブラデスコ銀行が指数の上げに最も寄与した。クレディ・スイス・グループは同行を「買い」推奨した。証券取引所を運営するBM&Fボベスパは最高値を更新。レアルは0.4%高の1ドル=3.2526レアル。

  ブラジル資産は今年、世界で最も良好なパフォーマンスとなっている。停職中のルセフ大統領と比べより市場寄りの政権が投資家の信頼を回復できるとの楽観的な見方が背景にある。財政赤字削減と経済活動てこ入れに向け多くの政策が打ち出されているものの、議会からの承認はまだ得られていない状態だ。このため、下院議長にロドリゴ・マイア氏が選出されたことで、投資家はブラジルの回復に向けて一段と明るい見方をとりつつある。

  証券会社モダルマイスのチーフエコノミスト、アルバロ・バンデイラ氏はリオデジャネイロから取材に応じ、「これは、テメル大統領代行の計画を進める上で本当に重要な勝利だ。ブラジル市場のトレンドは現時点で上向きだ」と語った。

  この日は原油や金属など商品価格が上昇したことも、ブラジルの資源生産会社の見通し改善につながった。ブラジル石油公社(ペトロブラス)が高い。ブルームバーグ商品指数は0.2%上昇。主要国の政策当局が刺激策を講じるとの観測を背景に、新興市場通貨の指数は0.6%上昇した。

原題:Brazil’s Stocks, Real Gain as Temer Victory Fuels Recovery Bets(抜粋)

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