米国債:下落、日英で追加刺激策の観測-RBSは一段安を警戒

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14日の米国債は下落。日本や英国で景気刺激措置が講じられるとの観測を背景に安全資産の需要が後退した。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のストラテジストらは、一段安の展開を警告した。

  10年債利回りは今週に入って3日目の上昇。安倍晋三首相が経済対策を強化するとの観測を背景に、国債や円などの安全資産が下落した。イングランド銀行は政策金利の据え置きを発表するとともに、欧州連合(EU)離脱決定後の英経済を支えるための措置を8月に打ち出すことを示唆した。

  6月23日の英国民投票でEU離脱派が勝利すると、世界の経済成長が減速するとの懸念が広がり米国債は上昇を続けていたが騰勢を失いつつある。

  RBSセキュリティーズの米州戦略責任者、ジョン・ブリッグス氏は「世界的な低利回りや緩和的な金融政策が当面は継続するとの見方に、反射的に反応する投資家は多いようだ」と述べ、「しかし利回りが再び上昇することはないと誰もが言うような状況では、その影響は行き過ぎだ」と続けた。  

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.54%。同年債(表面利率1.625%、2026年5月償還)価格は18/32下げて100 26/32。

  ブリッグス氏は米国債市場に「調整」が入り、月内に10年債利回りは最高で1.75%まで上昇するとみている。同氏は「どこかの時点で市場参加者は米国債の買いをやめるだろう」と話す。

  30年債利回りは8bp上昇して2.25%。

  ブルームバーグがまとめた先物データによると、トレーダーは連邦公開市場委員会(FOMC)が年内に利上げする確率を約37%織り込んでいる。

原題:Treasuries Tumble on Stimulus Bets as RBS Sees Further Selloff抜粋)

(相場を更新し、第3段落と最終3段落を加えます。.)
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