欧州債:周辺国債、独債とのスプレッド縮小-金融緩和拡大との観測で

14日の欧州債市場ではドイツ国債のパフォーマンスが、高利回りの周辺国債を下回った。主要中央銀行が金融緩和策を拡大するとの観測が強まり、域内で最も安全とされる同国債の需要が後退した。

  イタリアとスペインの10年債は下落したものの、ドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)はここ4カ月間で最小となった。

  イングランド銀行(英中銀)は予想に反して利下げに踏み切らなかったが、こうした流れが続いた。英国ではメイ首相誕生で欧州連合(EU)離脱選択を発端とする政治不安が和らいだ。

  クレディ・アグリコルCBIの金利戦略責任者、モヒト・クマール氏(ロンドン在勤)は、「EU離脱選択以降のリスク志向がかなり改善した」と指摘し、「それは中核国債と周辺国債、リスク資産に反映されている。主要中銀が緩和を拡大するとの期待がある」と語った。

  ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りはマイナス0.04%。先週は過去最低となるマイナス0.205%まで下げた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格は100.40。

  イタリア10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.22%。同年限のスペイン国債利回りは2bp上げ1.17%で、ドイツ国債に対するスプレッドは121bpと、終値ベースで3月以来の小ささとなった。

原題:German Bonds Lag Behind Higher-Yielding Peers on Stimulus Wagers(抜粋)

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