石油取引大手、重質油ビチューメンの取引に意欲-新たな利益狙う

  • アフリカとアジアでの道路建設でビチューメンの需要伸びる
  • ビトルとトラフィギュラ、取引拡大へ船舶と貯蔵施設増やす

世界の大手石油取引会社は、重質油ビチューメンの取引で次なる大きな好機を狙っている。

  ビトル・グループと、トラフィギュラ・グループ傘下のプーマ・エナジーは、道路のアスファルトや屋根に塗るタールの製造に利用されるビチューメンを取引するため、船舶と貯蔵庫を増やしている。ビチューメンの製油所から地方の建設業者への輸送は従来、トラックや列車、はしけで行われていたが、需要が生産を大きく上回るペースで増加する中、世界的な市場へと輸送が拡大している。

  ビチューメンの取引による利益をめぐる競争は、市場の根本的な変化に伴って激しくなっている。欧州と米国で製油所が老朽化によって閉鎖または改修され供給が減少する一方、アジアとアフリカでの道路建設で消費は増えている。このため、ビチューメンの海上輸送に利用される大型タンカーの需要が生まれている。

  ビトルのシニアエグゼクティブ、クリス・ベイク氏(ロッテルダム在勤)はインタビューで、「かつては、ほとんどが小規模な輸送事業だった」と指摘。「今では世界各地への運搬と輸送能力を必要とする包括的な裁定取引ビジネスになっている」と述べた。
  
原題:Oil Traders Scrape Bottom of the Barrel to Seek Out New Fortune(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE