GDPは忘れよう、中国に必要なのはルーズベルト-謝エコノミスト

  • 不均衡是正なければ日本のような長期の景気低迷も
  • 中国は家計支出の伸び促進に向けた措置が不十分

中国経済が最近安定してきたことは「重要でなく」、政策当局は発展を阻んでいる不均衡に対処する必要がある。さもなければ中国は、日本が長期間見舞われてきたような景気低迷のリスクを抱えることになる。独立系エコノミストの謝国忠氏が指摘した。

  謝氏は12日の香港でのインタビューで、大恐慌で経済が荒廃している時期に就任し、景気回復のために家計収入を増やす政策を講じたフランクリン・ルーズベルト元米大統領の例に倣うことが一つの方策だと述べた。同氏は世界銀行やモルガン・スタンレーに在籍していた。

  ブルームバーグ・マーケッツの2013年リストで最も影響力ある人々の1人に取り上げられた謝氏は、中国が家計支出の伸び促進に向けた措置を十分に講じていないと指摘し、過剰な富が非効率な国有企業にくぎ付けにされているとかねて主張してきた。

  謝氏は中国にルーズベルト元大統領のような存在が必要だと考える理由について、「1930年代に米国で起きたことを考えてほしい。米国は過剰生産能力を処分し、不良債権を整理したほか、金融システムに資金を注入し、適切に均衡が取れた経済建設に向けて改革を推し進めた。過去の失敗を清算し、将来のためにバランスの良い経済をつくらなければならない」と語った。

  同氏はまた、「国内総生産(GDP)の数字は重要ではない。中国当局が不動産市場に再びてこ入れしたことで景気は安定した。これは古いやり方だ。安定を得るのに無駄な金を使うのがなぜ良いことだと言えるだろうか」と述べた。

原題:Forget GDP, China Needs a Roosevelt to Champion Reform: Xie Q&A(抜粋)

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