【個別銘柄】ポケモン銘柄が活況、印刷株は軒並み高、ガリバー安い

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14日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  任天堂(7974):前日比16%高の2万5300円。スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の人気が海外で高まる中、共同通信は日本でも早ければ週内に配信の予定と報道。収益先行きへの期待が継続した。著名デイトレーダーとして知られる個人投資家CIS氏が売買に参加するなど投資家層も拡大しており、この日の売買代金は4303億円と2000年以降の東証1部個別銘柄で第3位を記録した。

  フジ・メディア・ホールディングス(4676):14%高の1398円。ポケモンGOは任天堂の持ち分法適用会社のポケモンとナイアンティックが共同開発しており、フジテレビは2月にナイアンティックへの出資を発表している。このほか大阪の「EXPOCITY」で「ポケモンEXPOジム」を運営するサノヤスホールディングス(7022)は80円(29%)高の357円でストップ高、ポケモンパンを販売する第一屋製パン(2215)は9.4%高の128円、任天堂の製品販売を手掛けるハピネット(7552)は12%高の1010円とポケモンに関連する銘柄が買われた。

  印刷株:光村印刷(7916)は8%高の202円、図書印刷(7913)は4.9%高の492円、共同印刷(7914)は1.9%高の326円、大日本印刷(7912)は4.4%高の1242円など。天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁の関係者に示されていることが分かったと13日のNHKが報道。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、元号が変われば「平成」が使われているビジネス文書や商業文書など紙で印刷されているありとあらゆるものが古くなると指摘。それら文書が新たな元号に変わる可能性があり、印刷需要が拡大するとの期待があるとの見方を示した。

  TSIホールディングス(3608):13%高の647円。3-5月期営業利益は前年同期比51%増の24億300万円だったと13日発表。30億円を見込む17年2月期計画に対する進捗(しんちょく)率は80%となった。不採算ブランド撤退や店舗閉鎖などで売上総利益率を向上させたほか、販管費削減を積極的に進めた。発行済み株式総数の1.82%にあたる200万株(金額で13億円)を上限に自己株を取得するとも発表。取得期間は14日から10月13日。  

  ガリバーインターナショナル(7599):150円(17%)安の715円とストップ安。17年2月期営業利益計画を108億円から前年同期比0.8%増の76億円に下方修正すると13日発表。市場予想109億円を下回った。新車市場低迷による来店客数の減少により買い取り台数が想定を下回ったほか、燃費不正問題に伴う中古車オークション相場下落などが響く。年間配当予想は18円から12円に減額した。

  ベルシステム24ホールディングス(6183):9.3%高の905円。13日発表の3-5月期営業利益は前年同期比1.6%減の22億9300万円だったが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、インラインで安心感のある決算であり、株価にはポジティブな印象だとリポートで指摘した。

  ネクソン(3659):4.5%高の1557円。クレディ・スイス証券は投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始した。新規タイトルのラインナップが充実していることや、オンラインゲームの提供にあたり地域、デバイス、タイトル、提供形態などの分散による安定性を高く評価。目標株価は1900円とした。

  ファーマフーズ(2929):100円(18%)安の465円とストップ安。16年7月期営業損益は6300万円の赤字に転落したもようと13日に発表した。従来計画は3000万円黒字。創薬事業でがん関連抗体医薬品の価値を高めるため、共同研究先の公的機関と前臨床研究をさらに進めることを決定、製薬企業との提携契約締結が来期にずれ込むことになった。

  グリー(3632):8.5%安の540円。クレディ・スイス証券は投資判断「アンダーパフォーム」で調査を開始した。モバイルゲームのコイン消費が減少し、収益の縮小が続くとみる。新規ゲームタイトルを投入するが収益を反転させるほどのヒットを創出できていないとし、目標株価は510円とした。

  そーせいグループ(4565):5.1%高の1万7690円。SMBC日興証券は投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始した。「StaR」技術は、従来の創薬法では困難な受容体選択性を持つ化合物を見出し、画期的新薬を生み出す可能性がありメガファーマとの技術提携契約を見込めるなどと評価。目標株価は2万3000円とした。

  ディー・エヌ・エー(2432):2.6%高の2681円。クレディ・スイス証券は投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始した。任天堂との協業による収益顕在化で業績トレンドの変化点と判断、株価は再評価されるタイミングだと指摘。17年3月末までにゲームタイトルを5本程度を展開予定で、業績カタリスト多いと分析。目標株価は3300円とした。

  マルマエ(6264):14%安の672円。13日発表の15年9月-16年5月期営業利益は前年同期比15%増の3億5700万円だったが、増益率は上期時点の56%から縮小した。半導体分野を中心に売上高は堅調な一方、生産力の向上に向けた設備投資が進み、減価償却費は増加した。また、6月の月次受注残高は半導体、FPD、その他3分野全てで減少だった。

  寿スピリッツ(2222):2.6%高の3355円。14日に4-6月期の概算売上高を公表、各セグメント合計で前年同期比21%増の67億3000万円となった。小樽洋菓子「LeTAO(ルタオ)」などケイシイシイ、山陰名菓「因幡の白うさぎ」など寿製菓・但馬寿の主力両事業が堅調。「ザ・メープルマニア」など首都圏が商圏のシュクレイ事業は38%増と大きく伸びた。

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