ロンドンの住宅価格指数、7年ぶり低水準に沈む-英EU離脱選択後

  • 6月の指数はマイナス46、2009年以来の低水準-RICS
  • 調査は国民投票の翌日の6月24日から先週にかけて実施

ロンドンの住宅価格を測る指標が金融危機以降の最低水準に落ち込んだ。先月の英国民投票で決定した欧州連合(EU)離脱の衝撃は英全土に広がっている。

  英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)の14日発表によると、不動産業者の調査をベースとする6月の指数はマイナス46と、前月の同35から悪化。2009年初頭以降では最低の水準となった。 全ての回答は6月23日の英国民投票翌日の24日から先週にかけて集められた

  RICSのこの結果は、英EU離脱の決定が同国の住宅市場に及ぼす影響をうかがい知る上で初の材料となる。調査結果はまた、全国の住宅需要が08年半ば以来の低水準に下がったことも示した。売りに出された住宅物件数は最低。向こう3カ月の住宅販売期待を示す指数は28年ぶり低水準だった。

ロンドンの住宅

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  RICSのチーフエコノミスト、サイモン・ルビンソーン氏は発表文で、国民投票がなくても住宅販売は4-6月期に鈍化した可能性は高かったとしながらも、「調査データは販売落ち込みが向こう数カ月続く可能性を実際に示唆するものだ。ただし、今後の影響で重要なのはEU離脱決定がもたらす不透明感の中で経済がどうなっていくかだ」とコメントした。

  全英の6月の住宅価格指数はプラス16だったともRICSは発表。前月のプラス19からの低下で、プラスは住宅価格が依然として上昇していることを示すが、15年1月以来の低水準。

原題:London House-Price Index Falls to Seven-Year Low After Brexit(抜粋)

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