レッグ・メイソンのミラー氏、運用成績は上下両極端-平均値とは無縁

  • 運用成績ランキングでトップか最下位の付近に位置する傾向
  • 今年は航空株の低迷で厳しい運用成績

レッ グ・メイソンのマネーマネジャー、ビル・ミラー氏の運用成績が世間並みであることはめったにない。

  「バリュー・トラスト・ファンド」で2005年まで15年連続でS&P500種株価指数を上回る運用成績を残したことで有名なミラー氏は以下の図表に示された通り、運用成績ランキングでトップか最下位の付近に位置する傾向がある。

  調査会社モーニングスターによれば、09年と12年、13年にはミラー氏が運用する「レッグ・メイソン・オポチュニティー・トラスト」は同種のファンドの少なくとも98%より良い運用成績だったが、07年と08年、11年はライバルの97%以上に後れを取った。

  今年は中型株ブレンドのカテゴリーの中で成績は下位にある。運用資産12億ドルの同ファンドの年初来リターンはマイナス14%。デルタ航空やユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス、アメリカン航空グループといった航空株の低迷が運用成績の重しとなっている。

  ミラー氏(66)は運用成績の大幅な変動について、他のファンドマネジャーが業種別ウエートをS&P500種に近づける中で、自身のファンドの構成はS&P500種とほとんど似ていないため、ベンチマークから大きく逸脱することが多いと説明。また、07-08年の金融危機や11年、16年のように国際的な脆弱(ぜいじゃく)さが世界の経済や市場の足かせになる時期は、個別銘柄の相関関係が急激に高まり、銘柄選択を重視した運用が機能しなくなると述べた。

  同氏は11年以降のように不安心理が弱まると運用成績が通常、力強く回復する傾向にあると述べ、デフレや世界的リセッションのリスク認識の低下に伴って成績は再び回復するとの見通しを示した。

  

原題:Legg Mason’s Miller Is Anything But Average as a Money Manager(抜粋)

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