鉄鉱石価格の急上昇、行き過ぎの可能性-マッコーリーが警鐘

  • 価格はファンダメンタルズによって下支えされる水準を大幅に上回る
  • 供給が潤沢で港湾の在庫が積み上がっている:マッコーリー

鉄鉱石価格が2カ月ぶり高値に上昇したことから、値上がりはファンダメンタルズ(需給関係)から考えてかなり行き過ぎである可能性があるとの見方を、マッコーリー・グループが示した。鉱山供給が潤沢で中国の港湾の在庫が積み上がる一方、鉄鋼生産が縮小する見通しであることを理由として挙げた。

  イアン・ローパー氏らマッコーリーのアナリストは13日受信のリポートで、中国での景気刺激策についての観測が価格上昇につながっていると説明。ただ、最近の値上がりがファンダメンタル面の下支えによるものかどうかについては懐疑的な見方を示している。同リポートでは鉄鉱石市場が「活況を取り戻すかどうか」について疑問を投げ掛けている。

  中国では4月に鉄鉱石価格が高騰し投機的上昇を示したが、多くの銀行は高騰は長続きしないと警告。その後、価格は下落した。オーストラリア政府は先週、中国の鉄鋼生産がさらに減少する一方、供給が増加すると予想されることを理由に、2017年の価格見通しを20%引き下げた。13日受信のリポートによれば、ゴールドマン・サックス・グループは中国の最近の景気刺激策について、鉄鋼需要の大幅な増加にはつながっていないと指摘した。

原題:Iron Ore’s Rapid Surge Prompts Macquarie to Sound the Alarm (3)(抜粋)

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