米モンサントがBASFとの交渉再開、農薬事業統合で-関係者

更新日時
  • モンサントはバイエルからの買収提案に代わる選択肢を模索
  • モンサントとバイエルの協議も続いている

種子開発を手掛ける米モンサントは農薬事業の統合の可能性について独BASFとの交渉を再開した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。モンサントは独バイエルからの買収提案に代わる選択肢を模索している。

  協議が非公開であることを理由にこれら関係者が匿名で明らかにしたところによれば、モンサントはBASFの農業ソリューション部門の買収も含め、さまざまな取引の可能性を探っている。BASFは同部門を売却した場合、モンサントの新株を受け取る可能性が高いという。同関係者によると、両社の協議は初期段階で、最終的な決定は下されておらず、モンサントとバイエルの協議も続いている。

モンサントの会社ロゴ

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  関係者の1人によれば、モンサント取締役会はBASF、バイエル両社との取引の利点に関して見解が割れている。モンサントは5月、バイエルからの1株122ドルの買収提示額は低過ぎるとして拒否した。同提示額に基づくモンサントの評価額は620億ドル(約6兆4600億円)だった。モンサントはまた、先月の決算発表の際、バイエルのほか複数の当事者と「代替の戦略的選択肢」について数週間協議してきたと説明していた。

  関係者の1人によると、モンサントがバイエルの提案を受け入れず、BASFの部門取得を選び、資金調達のため株式を発行する場合、株主からの圧力に直面する可能性が高い。バイエルの提示額はモンサントの5月9日の株価を37%上回る水準。

  BASFとモンサントは共にコメントを控えた。

原題:Monsanto Said to Revive Talks With BASF on Bayer Alternative (1)(抜粋)

(2段落目以降にモンサント取締役会の情報などを追加します.)
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