米地区連銀報告:経済は緩慢なペースで成長-物価圧力「わずか」

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米連邦準備制度理事会(FRB)が13日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、米経済は5月半ば 以降、緩慢なペースで拡大した。また物価圧力は「わずか」で、個人消費は幾分か軟化した。

  ベージュブックは「小売売上高や製造業、不動産など経済の広範な分野にわたって、見通しは概して前向きだった」と指摘。その上で「全般的な成長を報告した地区は、成長ペースの緩慢な状態が続くと予想している」と記した。 

  今回のベージュブックは、7月1日までに入手した情報を基に作成された。

  ベージュブックでは「労働市場の状況は引き続き安定的で、雇用は前回の報告時以降、緩慢なペースでの拡大が続いた。また賃金圧力は緩慢ないし緩やかな状況が続いた。いくつかの地区は「熟練労働者に対する強い需要」を報告したほか、企業は情報技術やバイオ技術、ヘルスケアサービスの分野で欠員補充が困難だった。

カリフォルニア州で建設中の新築住宅

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  6月の雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比28万7000人増と、1万1000人増にとどまった5月から大幅に回復した。

  このほかベージュブックでは、インフレがわずかなものにとどまっていることが示された。ただし大半の地区で投入価格に上向きの圧力があるという。

  また個人消費については、調査先は「軟化の兆候」を指摘した一方、向こう数カ月の見通しはほとんどの地区で「楽観が支配的だった」とされた。

  製造業活動については「まちまち」、居住用不動産の活動は前回の報告以降「力強さが増し続けた」とされた。

原題:Fed Says Economy Growing Modestly With Slight Price Pressures(抜粋)

(第3段落以降を追加し、更新します.)
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