欧州債:ドイツ債3日ぶり上昇-10年債入札で落札利回り初のゼロ割れ

13日の欧州債市場でドイツ国債が3日ぶりに上昇した。この日発行した2026年8月償還債(ゼロクーポン)の平均落札利回りはマイナス0.05%と、10年債入札で初めてゼロを割り込んだ。

  発行額は40億3800万ユーロ。目標の50億ユーロに対し、47億8000万ユーロの応札があった。イタリア銀行界の健全性や英国の欧州連合(EU)離脱選択をめぐる懸念から地合いが悪化する中、今回の国債入札は一部投資家らがリターンよりも最高格付けを付与されたドイツ国債の安全性を選んだことを示した。

  安全を求める投資家需要はスイス国債にも見られ、2058年5月償還債の平均落札利回りはマイナス0.023%だった。ブルームバーグ・グローバル先進国ソブリン債指数に採用されている25兆3000億ドル相当の国債の約38%がマイナス圏にある。

  DZ銀行(フランクフルト)の市場ストラテジスト、ダニエル・レンツ氏はこうした状況について、市場のストレスが和らぐにつれ、このような低い利回りの国債の需要が影響を受け得ると指摘。同氏は入札前に「市場環境のため、需要はどちらかと言えば低いと当社はみている」とし、「利回りがゼロを下回る10年債は当然のことながら、リアルマネーのトレーダーにとって魅力的ではない」と述べた上で、こうした国債を購入する主な理由は安全性だろうと語った。

  ロンドン時間午後4時7分現在、既発のドイツ10年債利回りは前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.148%。前日は8bp上昇と、4月21日以来の大きな上げだった。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格はこの日、0.57上げ106.265。

原題:Germany’s Bonds Rise as 10-Year Debt Sale Draws Negative Yield(抜粋)

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