英中銀総裁、リーマン対処の経験活用か-EU離脱選択後初の政策決定

  • 英中銀は政策金利について13日採決、14日に決定発表
  • エコノミスト54人中30人が0.25ポイント利下げ予想

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は世界金融危機の際に有効だった戦略を繰り返そうとしているもようだ。

  英国の欧州連合(EU)離脱決定後の混乱を乗り切るために、総裁は2008年のカナダ銀行(中銀)での経験を参考にしようとしている。先手を打った予防的行動が、金融危機前夜のカーニー総裁の持ち味だった。離脱決定後初となる今週の会合で利下げをするかどうかの議論にも総裁の哲学が反映されるだろう。

  英中銀でもカナダ中銀でも勤務した経験のあるTDセキュリティーズのエコノミスト、ジェームズ・ロシター氏(ロンドン在勤)は「カーニー総裁は先手を打つのが得意だ」とし、「カナダ中銀総裁時代には、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが破綻する前に劇的に利下げをした。先見の明を持って事態は市場が考えているよりも重大だと気付き、明確な緩和戦略を打ち出した。今回も当時のやり方を踏襲するかもしれない」と話した。

  イングランド銀の金融政策委員会(MPC)は13日に2009年以来の利下げを実施するかどうか採決する。決定は現地時間14日正午に発表。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では54人中30人が0.25ポイントの利下げで政策金利が0.25%になると予想した。

原題:Carney Opens Lehman Playbook With BOE Interest Rate Cut Eyed (3)(抜粋)

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