IEA:6月の中東産原油の供給は過去最高-米国の生産は低迷

国際エネルギー機関(IEA)は、中東の原油生産量が過去最高となった一方で、米国の生産は低迷していると発表した。石油輸出国機構(OPEC)の戦略が奏功している兆候を示した。

  IEAが13日公表した月報によると、6月の中東諸国の生産量が3カ月連続で日量3100万バレルを超えた。サウジアラビアの生産量は過去最高に近かった。これに対し、米国の生産は日量14万バレル減の1245万バレルに落ち込んだ。
  
  IEAは需給見通しについてはほぼ変わらずとした。世界の石油市場では需給バランスの再均衡化が進んでいるものの、過去最高水準にある在庫が引き続き「最近安定した原油価格への脅威」だと指摘した。
  
  原油価格は1月に12年ぶり安値を付けて以来、70%余り回復した。OPECと競合する産油国に圧力を掛けるサウジの戦略が奏功し、米国のシェール生産は減少している。IEAによれば、中東産原油の供給増で同地域が世界市場に占める割合は35%と、1970年台後半以来の高水準に達した。

原題:IEA Sees Record Middle East Oil Supply While U.S. Output Slumps(抜粋)

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