著名アナリストが予測する米テスラCEOの未公表「マスタープラン」

  • 最高機密のマスタープランに取り組んでいるとマスク氏がつぶやく
  • モルガンSのジョナス氏:オンデマンド・モビリティサービスか

米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズのイーロン・マスク会長兼最高経営責任者(CEO)は、太陽光発電システムの取り付けなどを手掛ける米ソーラーシティーへの買収提案がさまざまな市場関係者から厳しく評価されたことを受け、「マスタープラン」に取り掛かっている。

  マスク氏は10日、同プランについてツイッター上で、「最高機密であるテスラ・マスタープランのパート2に取り組んでいる。週内に発表できると期待している」と思わせぶりな発言を行った。

  モルガン・スタンレーのテスラ担当アナリスト、アダム・ジョナス氏は12日の顧客向けリポートでマスク氏のプランに言及。いわゆるマスタープランには車の所有を前提にしたテスラの現行モデルよりも、公共交通の恩恵を多く受ける形のシステムが含まれる可能性があると指摘した。

  ジョナス氏は「秘密にされているのはEVと自律運転車に関するテスラのノウハウを補完するオンデマンド・モビリティ(移動)サービスの可能性がある」と指摘。個人ユーザーへのEV販売だけでは永続するビジネスモデルにはなり得ないとした上で、「自動車業界は個人所有モデルから公共交通に携わる公益事業へと変化する初期の段階にある」と説明した。

  ジョナス氏は依然として多くの不明点が残るとしながらも、こうした予想の一部を自分のテスラ株分析に盛り込んでおり、2018年までに5000台の「モビリティサービス」を見込んでいると述べ、「われわれの目標株価である245ドルのかなりの部分はテスラ・モビリティの評価に基づいている」と説明した。

  テスラ株はこの数年間低迷しており、14年9月に291ドルの高値を付けた後、今年2月には141ドルまで下げた。

  ジョナス氏はしばしば創造的な長期予想を行うことが評価され、恐らく最も著名なテスラ担当アナリストだ。同氏の目標株価は一時465ドルだったが、先週には245ドルまで下げていた。今回のリポートでは同見通しを維持している。

原題:Tesla’s Biggest Wall Street Fan Thinks He’s Worked Out Musk’s Master Plan(抜粋)

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